パーティションを変更する
プロジェクトのpartitions.csvの構成と、その変更方法。
R2P2-ESP32は、sdkconfig.defaultsで設定されたカスタムパーティションテーブルを
使用しています。
CONFIG_PARTITION_TABLE_CUSTOM=y
CONFIG_PARTITION_TABLE_CUSTOM_FILENAME="partitions.csv"
プロジェクトルートのpartitions.csvがその内容を定義しています。
# Name, Type, SubType, Offset, Size, Flags
nvs, data, nvs, 0x9000, 0x6000,
phy_init, data, phy, 0xf000, 0x1000,
factory, app, factory, 0x10000, 2M,
storage, data, littlefs, , 1M,
factory— アプリパーティション(2MB)。ビルドしたファームウェアが ここに入ります。storage—storage/ディレクトリからビルド時に作成される1MBの LittleFSパーティション(ファイル転送を参照)。nvs/phy_init— ESP-IDFのシステム用の小さなパーティション (不揮発性ストレージ、PHYキャリブレーションデータ)。
sdkconfig.defaultsではCONFIG_ESPTOOLPY_FLASHSIZE_4MB=yも設定されているため、
上記のテーブル(0x10000 + 2M + 1M ≈ 3.06MB、4MBに十分収まるサイズ)は
4MBフラッシュチップ向けのサイズになっています。
変更する
partitions.csvを直接編集します。例えば、より大きなアプリのためにfactoryを
拡大したり、デバイス上のファイル容量を増やすためにstorageをリサイズしたり
できます。合計はお使いのチップの実際のフラッシュサイズに収まるようにしてください。
また、ここでのstorageのようにオフセットを空欄にした場合は直前のパーティションに
続くよう自動計算されるため、エントリの順序を変える場合は明示的なオフセットを
指定する必要があるかもしれません。フォーマットの詳細は
Espressifのパーティションテーブルのドキュメント
を参照してください。
重要:
storageパーティションの位置とサイズは、PicoRuby側のcomponents/picoruby-esp32/picoruby/mrbgems/picoruby-littlefs/ports/esp32/flash_hal.cにもハードコードされており、partitions.csvの変更に自動追従しません。#if !defined(LFS_FLASH_TARGET_OFFSET) #define LFS_FLASH_TARGET_OFFSET 0x00210000 #endif #define LFS_FLASH_BLOCK_SIZE 4096 /* == SPI_FLASH_SEC_SIZE */ #define LFS_FLASH_BLOCK_COUNT 256 /* 1 MB */
partitions.csvの変更でstorageのオフセットが変わる場合(factoryを 拡大した、エントリの順序を変えた、など)は、ここのLFS_FLASH_TARGET_OFFSETも 合わせて変更してください。storage自体のサイズを変更する場合はLFS_FLASH_BLOCK_COUNTも更新してください(block_count × 4096バイト)。 どちらか一方でも合わせないと、littlefsが誤ったフラッシュ領域を読み書きして しまいます。
変更後は、フルリビルドと再フラッシュが必要です。storageをリサイズした場合は、
新しいデバイスとして扱ってください(ファイル転送の
フラッシュに関する注意も参照してください)。
このページの内容